ダイヘンとの「プラズマ切断ロボット」
5月からプライベートショー広島、岡山、九州で開催
米国の大手プラズマ切断装置メーカーの日本拠点、ハイパーサームジャパン(大阪市西区、TEL06-6225-1183)と産業ロボットメーカー、ダイヘンは共同でロボットを使った「プラズマ切断ロボットパッケージ」を今年から本格販売する一環として、中国・九州地方の顧客を対象にプライベートショーを5月から7月上旬に実施する。
同パッケージはアルミ・ステンレス鋼を対象にハイパーサーム製の最新プラズマ切断装置「XPR460」をダイヘンのロボットシステムに搭載した仕様。既に国内外で納入実績があり、関心も急速に高まっていることから、「実演による効果を直に感じてもらう」構成で実施していく。
スケジュールは5月中旬までダイヘン広島営業センター(広島市西区)で予約制による1日2組限定で対応する。5月29、30日はコンベックス岡山で開催される「2026中国・四国ウェルディングフェスタ」でアルミ切断実演を実施、6月以降の予定は5月に改めて発表する。問い合わせ及び参加申込は「marketing.asia@hypertherm.com」、またはTEL06・6225・1183。
実演では切断中に飛散する溶融金属(スパッター)が周囲の製品本体等に付着しにくい水と窒素を使った水プラズマで切断を行う。ダイカスト製品のトリミング用切断としていま脚光を浴びている手法で、具体的には板厚12㍉のアルミ合金材を水プラズマ切断し、非切断材の10cm下方に置かれたアルミ合金板にスパッターが付着しない様子を実演する。
【プラズマ切断装置XPR460】アルミ合金、ステンレス鋼、鉄といった金属を対象に、切断品質、ランニングコスト、生産性といったユーザーの各ニーズに合わせ、切断条件と消耗品を変更するだけで1台のみで多用途に対応できる万能型装置。
「1万種以上のID化された切断・マーキング・ガウジング条件」、「切断に大きな影響を与える作動流体・切断電流の自動補正機能」といった人手不足解消・改善に貢献できる機能を装備し、最大ピアッシング可能板厚はアルミ合金で50㍉、ステンレス鋼で60㍉、軟鋼で65㍉。
XPR460はトーチ損傷防止機能、空切断防止機能等により、高効率で生産コストを抑えた切断が可能な最上位モデルで、WiFiインターフェースを使ってモバイルデバイスで自己診断画面、簡易テスト等が行えるIIoT機能も装備し、ハイパーサーム製オフラインプログラムソフトウエア「RobotMasterプラズマモジュール」対応機種になる。
またダイカスト製品のトリミングニーズに応えるために開発された「Extended Pilot Arc」機能を同装置用としてこの初夏に発売予定。
【プラズマ切断ロボットパッケージ】高品質な3次元切断の自動化を実現し、多種多様なワークが可能。ハイパーサーム製プラズマ切断装置「XPR170(最大出力170A)」、「XPR300(最大出力300A)」、「XPR460(最大出力460A)」に対応する。
プラズマ切断の条件設定がティーチングペンダントを使った簡単操作で設定でき、高品質プラズマ切断を実現するために必要なロボットによる加工動作とワーク材料形状に合わせた倣い動作が、加工経路を指示するだけで自動制御できる。
また手動ティーチングのみならずハイパーサーム製オフラインプログラムソフトウエア「RobotMasterプラズマモジュール」を使用してのオフラインティーチングも可能。同パッケージの推奨マニュピュレーターはFD-V25だが、要求仕様に応じてロングリーチマニュピュレーター、高精度マニュピュレーターの選択もでき、ポジショナーといった外部軸との連動制御もできる。
ダイカスト新聞2026年4月30日号からの引用
