開先切断

開先切断は、材料端面を垂直ではなく角度をつけて切断するプロセスで、通常はプレートまたはパイプの溶接に備えて行われます。 開先は目的に応じてさまざまな角度や設定で切断できるため、端面は異なるプロフィールになります。
概要
マシン開先切断
開先端面は通常、特殊な開先トーチ、または CNC 切断機テーブル、パイプおよびチューブ切断機、またはビームプロセス機に取り付けられた切断ヘッドで切断します。
歴史的に、開先切断では一貫した結果を維持するのが難しいため、試行錯誤の繰り返しが必要でした。しかし、Hypertherm の True Bevel™ のような組み込み式のプロセス技術は、開先切断の速度、再現性、および精度を大幅に向上させることができます。プラズマの高い切断品質により、一貫性のある完璧な形状とドロスフリーの切断が実現し、二次研削の必要がほとんどもしくはまったくない、すぐに溶接可能な開先が得られます。
Hypertherm のProNest® ソフトウェアは、開先部品の作成や、CAD からの自動インポートを可能にします。さらに、これは True Bevel 技術に完全に対応する唯一のソフトウェアとなっています。自動開先切断を採用することで、生産性向上の需要、増加する人件費や熟練オペレーター不足に対応できます。また、精度と繰返し性が向上し、スループットが増加します。
True Bevel のご紹介
Hypertherm の SureCut™ 技術の一部である、HPRXD® および XPR® プラズマシステム用 True Bevel 技術は、軟鋼用工程アプリケーションです。工場でテストされ、簡単に取り付けが可能で、プラズマ開先切断工程から推量作業を排除します。True Bevel 技術を用いることで、新しいジョブの設定が簡単に行え、正確で一貫した成果が得られます。
True Bevel 搭載 | True Bevel なし |
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